2018年CFB注目選手vol.3 マイアミ大ハリケーンズ CB マイケル・ジャクソン

2018年8月9日
今回の2018年シーズンCFB(カレッジフットボール)注目選手は、昨2017年シーズンに名門復活を果たしたマイアミ大ハリケーンズから四年生CBマイケル・ジャクソンになります。まずは、名誉の「ターンオーバー・チェーン」を幾度となくぶら下げる活躍が満載のハイライトをどうぞ。

高い「打点」で勝負出来る等、レシーバーとの競り合いに強いフィジカルなプレイが印象的です。NFLの現役選手に例えるならば、ミネソタ・ヴァイキングスのゼイヴィア・ローズに近いタイプでしょうか。ローズの出身校であるフロリダ州立大もマイアミ大と同じACC所属であるのも興味深いトコロ。近年ACCのプレイスピードが他カンファレンスと比べてズバ抜けている点が、優秀なDBを輩出している要因となっているように思います。

最後までプレイをやり切るという、偉大な先輩方が築き上げてきたマイアミ大伝統の「ド根性」もしっかり継承。名伯楽マーク・リクトHCに胴上げならぬゲータレードシャワーを浴びせたいためか、四年生でのプレイ継続を決意したのも好感が持てます。



一般の方でこの姓名を耳にすれば、真っ先にこちらの「キング・オブ・ポップ」を思い浮かべる事でしょう。文字通り「伝説」となった第27回スーパーボウルのハーフタイムショウを御覧下さい。

暫く微動だにせず観客をざわつかせたオープニングでの「無機質」なイメージ、中盤では野性味溢れるダンスで「躍動感」を、そして終盤に優しいお兄さんとして「温かみ」を演出するダイナミックな構成。少ない曲数で昨今のハーフタイムショウのような豪華な電飾や抱き合わせコラボが皆無にも関わらず会場を熱狂させるマイケルの才覚…様々な要素によりスーパーボウルのハーフタイムショウ史上最高の完成度である(『Black Or White』で煙の量が若干多い気がするのは御愛嬌ですが…)のは万人が認めるトコロです。




フットボールの方に話題を戻すと、実は「キング」の全盛期に同姓同名の選手がNFLでプレイをしていました。20年以上前のクリーヴランド・ブラウンズに在籍していたWRであります。

Source:1994 Browns Highlights on YouTube.com

 

 

長身でセンスに溢れていた選手で、当時のビル・ベリチック政権下において攻撃の核となる活躍を披露していました。さらに注目を集めたのは名前だけでなく、デビュー当時の背番号が「1」であった事。当時のNFLでWRの着用が許されていたのは80番台のジャージィのみであったため後ほど81番に変更させられてしまいましたが、古いトレーディングカードでは1番を着用している姿が確認出来ます。1番のジャージィを身に着け、超有名アーティストと同姓同名、おまけに特大ロングパスをキャッチするという事で当時はちょっとした「時の人」となりました。

現在は何をしているのかなーと調べてみたところ、残念ながら昨2017年の春ごろオートバイ事故により48才の若さで亡くなっていたそうです。馴染みのあるフットボール選手の訃報には、いつもながら心が痛みます。「キング」のマイケルも早世してしまった事もあり姓名判断的に何かあるのではと心配になってしまいますが、どうか「現役」のマイケルにはいつまでも元気でいて欲しいと願うばかりです。


[了]

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