2018年ハイズマン賞 カイラー・マーリーが戴冠!

2018年12月10日
CFBの最優秀選手に贈られるハイズマン賞の授賞式が現地時間12月8日に行われました。

2018年シーズンの受賞者に輝いたのは、終盤戦においてもその活躍の勢いが留まらなかったオクラホマ大三年生QBカイラー・マーリーであります。下手をすると日本人より小さいサイズながらスケールのデカいプレイを連発。QBというポジションにおいてサイズのディスアドバンテージは存在しなくなっている事を証明した「革命的」な選手であると位置づけて良いかも知れません。

それでは受賞式の模様をどうぞ。
惜しくも次点となったアラバマ大二年生QBトゥア・タゴヴァイロアですが、カイラーの受賞を心から祝福している表情がとても印象的した。以前ニック・セイバンHCが言っていた通り、本当にナイスガイなんですね。

オクラホマ大リンカーン・ライリーHCは、昭和の名ドラマ『スクールウォーズ』の山下真司さんよろしく本当に涙もろい方であります。終始、カイラーの父上よりも感極まっている様子がうかがえました。しかし名将ボブ・ストゥープスからバトンを引き継いでからの勝率もさる事ながら、二年連続でハイズマン受賞者を輩出するとは実にアッパレ。HCという「ポジション」に関しても、年齢の若さやキャリアの短さが最早ディスアドバンテージではなくなっているのかも知れません。



そして、先日のBig12決勝戦も含めた2018年シーズンにおけるカイラーの「ファンタジスタ」ぶりを復習して参りましょう。
カイラーの次のゲームは現地時間で12月29日開催のCFP準決勝となるオレンジボウル、そして対戦相手は天下のアラバマ大。個人的には決勝戦まで進んで欲しいトコロですが、守備の援護がほぼ期待出来ない故に「撃ち合い」を制する事でしかオクラホマ大は活路を見出せないと言わざるを得ないでしょう。

ひょっとするとフットボール生活において最後となるかも知れないゲーム。カイラーの勇姿をしかと網膜に刻み込んで参りたいと思います。




[了]

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