2018年CFB注目選手 vol.21 ワシントン州立大 QB ガードナー・ミンシュー

2018年11月26日
2018年シーズンにおいてPac-12カンファレンス北地区でワシントン大と首位を争い、CFPランキングでも高順位に位置しているワシントン州立大クーガーズ。その原動力となっている「マスターシュ(口髭)」パサーを今回は紹介させて頂きます。

ワシントン州立大に10個の勝ち星をもたらしたのは、四年生ながら今シーズンから転校してきたQBガードナー・ミンシューであります。まずは彼のプレイぶりを御覧下さい。
188cmと体格的には中型の部類ですが、パスの球筋と正確性はなかなかのもの。2018年シーズンでのパス成績は4477ヤードの36TD獲得、シーズン前半で2422ヤード獲得はFBS所属校QBのトップをマークしました。ターゲットを判断してからボールが離れるまでの時間が短い、いわゆるリリースの速さがこの精度を生み出しているような気がします。


こちらはミンシューが7TDを奪う「猛投」を披露したアリゾナ大とのゲームハイライトになります。
現在のワシントン州立大の勢いを象徴しているゲームではありますが、アリゾナ大守備の「置き物」感が否めない事とユニフォームのカラーリングがオクラホマ大のパ〇リっぽいのは若干気になるトコロです。




ミンシュ―の素顔 -さすらい「ヒゲ」野郎-

立川談志師匠の若い頃よろしく、モッサリした髪型にハチマキそして口髭はインパクト満点であります。この時代錯誤感あふれるルックスにも関わらず、クーガースを勝利に導いている事からワシントン州立大のキャンパス内では彼の口髭がちょっとしたブームに。マイク・リーチHCも「付け髭」されて試合後のインタビューを受ける始末となっています。現在のワシントン州立大の様子を『すごいよ!!マサルさん』の登場人物である北原ともえが見たら相当エキサイトする事は間違いないでしょう。(このネタが分かる方は筆者同様に少年ジャンプの読み過ぎです)


ちょっとしたブームを巻き起こしている「マスターシュ」ミンシューですが、ここまでの道のりはなかなかユニークであります。

ミンシューのCFBのキャリアは、皆さんが御存知のようなメジャーカレッジではなくノースウエストミシシッピ・コミュニティカレッジという短大からスタートしました。そこで短大カテゴリーでチームを全米王座に導き、AAC所属のイーストカロライナ大に転校してFBSでプレイ出来る事になります。大学の単位を全て修得してあと1シーズンCFBでプレイ出来る権利を持っていたミンシューは、一念発起して強豪ワシントン州立大の門を叩く事に。昨シーズンまで先発を務めていたルーク・フォーク(現マイアミ・ドルフィンズ)を卒業で失ったワシントン州立大としても「渡りに船」の状態であったのも、良いタイミングでした。



こちらはミンシューがミシシッピの高校生だった頃のワークアウト風景になります。

Source : Gardner Minshew 2014 Throwing Tape on YouTube

 

現在ほどの口髭は醸成されていませんが、野心的な顔つきが非常に印象的であります。



転校した四年生のシーズンにおける活躍をきっかけにNFLの先発QBまで駆け上ったプロセスは、現シアトル・シーホークス所属のラッセル・ウィルソンが体現しています。こちらの「ヒゲ」野郎にも十分その可能性がある故、彼の今後のキャリアがとても楽しみですね。




[了]

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