2018年CFB注目選手vol.1 ミズーリ大タイガースQB ドリュー・ロック

2018年7月31日
CFB(カレッジフットボール)2018年シーズン開幕も残すトコロ一ヶ月を切りました。そこで業界最速(?)の青田買い情報を誇るDr.FOOTBALLが、例年の如く注目選手を随時紹介して参ります。フットボールファンの皆さんにとって今シーズンの観戦はもちろん将来のNFLスター候補をチェックする参考となれば幸いですので、暫しお付き合いの程を。


トップバッターは本格派「ライフルアーム」であるミズーリ大タイガース四年生QBドリュー・ロックになります。まずは2017年シーズンのハイライトをどうぞ。

腕の振りに無駄がなく長短どちらにおいてもパスのタッチが素晴らしいのが特長で、昨2017年シーズンに関してはミズーリ大が所属するSECの年間記録を破る44TDパスをマーク。CFBレベルならば完全に制空権を掌握しているパサーです。

まさに糸を引くような球筋は、現役NFL選手に例えるならばデトロイト・ライオンズのマシュー・スタッフォードのそれを彷彿させます。

Source:Matthew Stafford 2017 Highlights HD on YouTube.com

 

動きに関してロックは若干バタついている感があるので、もう少しフットワークを磨いた方が良いかも知れません。こちらのスタッフォードは何気に足が速くてスクランブルも上手ですからね。

球筋という観点で言うと、かつてアトランタ・ファルコンズ等で先発を務めた「投げる天才」ジェフ・ジョージにも通じるものがあるような気がします。こちらはイリノイ大時代の動画になりますが、一人だけ「モノ」というか当時のQBとは「時代」が違うように感じます。

人格的に扱いにくい選手であったにも関わらず、これだけの投げる技術があった故に様々なチームを渡り歩きながらもジョージはNFLで長くプレイする事が出来ました。ジェフ・ジョージ・Jr.も現在CFBでQBをプレイしていますが、コントロール派である実の息子よりもネジ込むようなパスを投げられるロックの方がジョージっぽい感じがします。

また、郷ひろみよろしくジャケットアクション風のセレブレーションもロックの知名度を上げています。2017年末に行われたテキサス大とのテキサスボウルにて逆転の芽を摘まれるインターセプトを献上した際には、してやったりであるテキサス大の面々にアクションを真似されてしまう位でした。しかも、HCのトム・ハーマンすらノッてしまう始末で…


まあ、こんな風に茶化されるのはある意味スター性がある証拠。そういった意味でも将来的にはNFLでの活躍を期待出来る素材なのかも知れません。


[了]

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