2018年CFB注目選手 vol.16 ミシガン州立大 WR フェルトン・デイヴィス三世

2018年10月29日
今回の2018年シーズンCFB注目選手は、またもやBig Ten所属校からの紹介となります。やはり群雄割拠の戦国時代カンファレンスだけあって、光る選手がそこら中にワンサカ溢れていますね。


伝統ある古豪ミシガン州立大スパルタンズの「空中戦」を牽引しているのは、FD3こと四年生WRフェルトン・デイヴィス三世。まずは2018年シーズン前半の好プレイ集を御覧下さい。
FD3の最大の特長は、とにかく自分の懐に飛んできたボールは全てキャッチする事。守備バックがぴったり張り付いていようがQBの放ったパスが悪かろうが、手に入ったボールを地面に落とすシーンは見られません。また、アウトサイドだけでなくスロットレシーバーとしてもプレイ出来る汎用性の高さも特筆ものです。193㎝の恵まれたフレームと卓越したキャッチ能力、そしてドレッドヘアの感じからNFLの現役WRに例えると、ずばりヒューストン・テキサンズのデアンドレ・ホプキンスに近いタイプだと言えるでしょう。



次にFD3の活躍が光りまくっている、お馴染みペンステイトことペンシルヴァニア州立大との熱戦をハイライトでどうぞ。
ペンステイトの本拠地ビーヴァー・スタジアムに居る事などお構いなしに、そしてミシガン州立大QBブライアン・ルワーキがパサーとして未成熟であるにも関わらず、FD3はパスを捕りまくって劇的な逆転勝利をチームにもたらしました。特に最後のTDパスキャッチに焦点を当てると、彼がキャッチだけでなくボディコントロールに関しても卓越したものを持っている事がよく分かります。



素顔のFD3

恒例の素顔チェックに参りましょう。
マーク・デアントニオHCが引っ張ってきた選手の例に漏れず、話しぶりから落ち着いた若者である事を御理解頂けるかと思います。見ようによっては、元サッカー日本代表で現在は解説者として活躍されている戸田和幸さんっぽいような気が…クレバーなアスリートの顔つきは、洋の東西を問わないという事でしょうか。


FD3にとって2018年は最終学年のシーズンであるため、CFBでのプレイはあと僅かで見納めです。しかしNFLでも活躍するポテンシャルを十二分に持っている故、来年のドラフトにおいて必ず指名されるはずだと思います。

さらに付け加えるとミシガン州立大には、アンドレ・ライゾンにプラキシコ・バレスといったスーパーボウルにて劇的なTDパスキャッチをしたWRを輩出している「伝統」もあります。(チャールズ・ロジャースという2003年NFLドラフトにて全体2位という高順位で指名された選手もいましたが、残念ながら鳴かず飛ばずのキャリアで終わってしまいました…)

その時に備えて皆さんも今のうちにFD3に注目していきましょう。ひょっとすると、皆さんの応援するNFLチームでプレイするかも知れませんからね。




[了]

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