ルーク・フォーク ワシントン州立大クーガース 2017年CFB注目QB vol.10

2017年12月12日
全国…いえ全世界のDr.FOOTBALL女性ファンの皆さん、大変お待たせしました。あの「王子様」の再登場です。

今回の2017年CFB(カレッジフットボール)注目QB(クォーターバック)は「イケメン系」より、ワシントン州立大クーガース四年生ルーク・フォークになります。フットボール奨学金が給付されない「ウォークオン」から、先発QBに定着するまでの足跡を追った特集動画をまずはどうぞ。

高校時代の様子を見ても「ライフルアーム系」のような「腕」の強さを感じられないため、即戦力のタレントを求めがちな強豪大学から奨学金のオファーが無かったのは何だかうなずけます。

NFL選手のタイプに例えるならば、ずばり現ワシントン・レッドスキンズの先発QBカーク・カズンズ。白いフットボールパンツにソックスそしてスパイクが似合う「白馬の王子様」然の正統派イケメンである事は勿論、短いパスを丁寧に繋げるプレイスタイルにおいても重ね合わせられる感じがします。


Pac-12個人記録を次々と塗り替える、ルーク・フォークのパフォーマンス


ルックスだけでなくパフォーマンスの評価もウナギ登りで、2017年シーズンにおいてワシントン州立大そしてPac-12での個人記録を次々と塗り変えました。それを最も象徴しているのが、こちらのUSCこと南カリフォルニア大とのゲームです。先日Pac-12覇者となったUSCにカンファレンス内で唯一土をつけたのは、フォーク擁するワシントン州立大のみである事も付け加えさせて頂きます。


タイプは若干異なりますがマーク・リッピンやドリュー・ブレッドソーという偉大な先輩の系譜(ライアン・リーフを除くのは勿論…)を受け継ぐ存在として、卒業後のNFLにおける活躍を期待する声が上がっているようです。


「イケメン系」QB ルーク・フォークとベイカー・メイフィールドの共通点


2017年シーズンの「イケメン系」QBにカテゴライズさせて頂いた今回のフォークとオクラホマ大ベイカー・メイフィールドですが、実は両名とも「ウォークオン」からCFBのキャリアをスタートさせたという大きな共通点があります。その辺りと彼等が「イケメン」である事の因果関係についてDr.FOOTBALLなりに考察してみました。

まず皆さんに認識して頂きたいのがアメリカで大学に通う費用で、年間の学費が私立大学で400~600万円の範囲、公立大学であっても300万円程度(州民は半分に減額)との事。日本のそれらと比較すると、文字通り目玉が飛び出るような額であります。

ワシントン州立大やメイフィールドが最初に入学したテキサス工科大は公立大学であるため私立大学ほどでは無いものの、一般家庭においてかなりの経済的負担となるのは間違いありません。このような額を捻出する余裕がある「中流」以上の家庭で彼等が育ってきたのは火を見るより明らかで、そういった観点からすれば「ウォークオン」の彼等も「選ばれし者」と考えて差し障りないように思います。

そして日常生活かつ遺伝子的にそのルックス面へ多大なる影響を与えたであろう彼等のお母様方も所謂「お嬢様」である事は想像に難くなく、事実メイフィールドの母上は女優の加賀まりこさんよろしく品が良い感じのキレイな方(性格はキツそうですが…)であります。

Source:Baker Mayfield Project on YouTube.com

 

 

この「イケメン系」QBのルーツを見て、日本における昭和の名優が戦後間もない時期でも大学に通う事が出来た「お坊ちゃま」揃いであった現象に似ているような感じがしました。チームの勝ち星だけでなく商業的な利益をもたらす「イケメン」先発QB。NFLのフランチャイズは勿論、大学の体育局にとっても「銀幕のドル箱スター」同様の存在なのかも知れません。


このようなインタビューを始めとしたフィールド外における「パフォーマンス」も、今後のフォークのキャリアを通して期待される事は間違いないでしょう。


Source:Luke Falk after Oregon win! Oct. 7 on YouTube.com

 

 

[了]




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