2017年CFB注目RB vol.7 オレゴン大ダックス ロイス・フリーマン

2017年7月28日
2017年CFB注目RB特集もこの第七弾で最終回を迎えますが、ラストを飾るのは個人的に最も「推し」であるオレゴン大ダックスの「ロールスロイス」ことロイス・フリーマンになります。

2017年シーズンからNFLに進んでしまったレナード・フォーネット(現ジャクソンヴィル・ジャガーズ)やダルヴィン・クック(現ミネソタ・ヴァイキングス)と同期で、彼等同様に一年生の頃から注目をしていた選手ですが、何故か四年生のシーズンになるまで紹介しそびれてしまいました。

走りの挙動が実に安定しており、中央と外側を問わずコンスタントに距離を稼ぐ事が出来ます。パイルに突っ込んで当たり負けしないだけでなく、パスレシーバーとしてのスキルも秀逸。マーカス・マリオタ(現テネシー・タイタンズ)が抜けた後にパンチ力が無くなったと言われるオレゴン大攻撃にあって、文字通り「エニィタイム」バックとして屋台骨を独りで支えてきました。

こちらは2016年シーズンのハイライトになりますが、最初に紹介させて頂いた2015年シーズンの時より確実に動きがキレッキレになっています。年々バージョンアップしている所を見ると、来年進むであろうNFLでの活躍もかなり期待出来そうです。

今回シリーズで紹介させて頂いたRB陣は、近年のCFBでは珍しい事に殆どが四年生ばかりでした。大学での三年間のプレイ経験によって得られるNFLドラフトへのエントリー権を彼等は行使しなかった訳ですが、その決断の裏にあるものは少々複雑のような気がします。

チームメイトやコーチそして母校への愛着、逆に自分をないがしろにしたチームへの「リベンジ」、NFL入りするまでの準備と実績作り、2016年ドラフトの有望株との競合を避けるための戦略などなど…それぞれの「理由」があると思われますが、彼等が高いモチベーションで素晴らしいプレイを今シーズンも披露してくれる事は間違いないでしょう。



[了]

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