QBヴィンス・ヤングがCFL(カナディアンフットボールリーグ)で捲土重来。

2017年3月28日
学生時代に全米を感動の渦に巻き込んだ「あの」選手がプロフットボールの世界にカムバックするようです。

テキサス大ロングホーンズ時代に全米制覇を果たし、NFLでもルーキーイヤーにテネシー・タイタンズで活躍したQB(クォーターバック)ヴィンス・ヤングが、先日CFL(カナディアン・フットボール・リーグ)のサスカチュワン・ラフライダーズと契約しました。しかし、以前取り上げさせて頂いた故ジョー・マクナイトに続きラフライダーズは元NFL選手の獲得に積極的ですね。

新人時の活躍がウソのように年々尻すぼみとなったヤングですが、NFLから姿を消してしまった後は母校テキサス大の職員になっていると聞いていました。やはり、本人の中でもこのままで終わりたくないという忸怩(じくじ)たる思いがあったのでしょう。

久々に拝見した姿は若干ふっくらしているものの、社会経験を積み父親となった事もあり若い頃に比べてかなり落ち着いた印象を受けます。

Source:Vince Young Signs in CFL with Saskatchewan on YouTube.com

 

 

やはりヤングといえば、こちらの2005年シーズンのBCS(ボウル・チャンピオンシップ・シリーズ)王座決定戦であるUSCこと南カリフォルニア大トロージャンズとのローズボウルを抜きに語る事は出来ません。僕も含めて、このフットボール史に残るゲームを繰り返し御覧になった方も少なくないように思います。

決勝のTDを決めた時に大喜びする訳でもなく、放心しているように見えたヤングの表情が実に印象的でした。レジー・ブッシュによる謎のピッチも懐かしいですねー

改めて劇的な決勝TDのシーンをどうぞ。実況の方が最後に"invincible"(不屈である)と表現されていますが、まさに将来のキャリアを暗示していたのかも知れませんね。

この時の感動をもう一度、ヤングのCFLでの捲土重来を見守って頂けると幸いに思います。



[了]

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