2018年NFLドラフト タイトエンドの当り年。

2018年4月13日
2018年NFLスカウティング・コンバインそしてプロ・デイも終了し、ドラフトへの注目が加速する時期となりました。一般メディアではQB(クォーターバック)が豊作と伝えられていますが、ある意味「攻撃のダイナモ」と言えるTE(タイトエンド)のポジションも「当たり年」であるとDr.FOOTBALL的には読んでおります。今回は、プロ入りの暁には活躍必至であろう三選手にスポットを当てていきたいと思います。

オクラホマ大スーナーズ マーク・アンドリュース

トップバッターはオクラホマ大スーナーズのマーク・アンドリュース。2017年はエースQBベイカー・メイフィールドの「ココイチ」ターゲットとして台頭しました。

もともとWR(ワイドレシーバー)であった事もあり、そこで培われたアジリティの高さが最大の特長であります。NFL選手に例えると、現カンザスシティ・チーフスのトラヴィス・ケルシーに近いタイプでしょうか。捕球後の走りに持ち味を発揮する所は似ていますね。


ウィスコンシン大バジャース トロイ・フーマガーリ

二番手はウィスコンシン大バジャースのトロイ・フーマガーリ。ラン偏重の同大攻撃においてパスプレイはかなり限定されていますが、そんな状況でも彼はかなり光を放っていました。


フーマガーリの最大の魅力はとにかく「デカイ」事。守備選手に密着されてもモノともしないのは勿論、手の大きさを活かしてワンハンドの捕球もバシバシ決めてしまう、いわゆる「システム超え」を連発する「プレイメイカー」であります。NFL選手ならば現ニューイングランド・ペイトリオッツのロブ・グロンカウスキの姿に重ねられるのは、皆さんにも納得して頂けるかと思います。


ペンステイト マイク・ゲーシッキ

そして最後はペンステイトことペンシルヴァニア州立大ニタニーライオンズのマイク・ゲーシッキ。個人的には彼をイチ推ししております。

いわゆる長身のバスケットボール選手タイプですが、リリース・キャッチ・ラン・ブロック全てにおいて高いスキルを有するセンスの塊であります。かつてダラス・カウボーイズに在籍していたジェイ・ノヴァチェックに近いタイプと言えば、オールドファンの皆さんならば「おー」と頷いて頂けるかも知れません。


攻撃に厚みをもたらす「看板」タイトエンド

先のスーパーボウルに出場したニューイングランド・ペイトリオッツがグロンカウスキ、フィラデルフィア・イーグルスはザック・アーツと「看板」TEを擁していたのは皆さんの記憶にも新しい事と思います。しかも、両選手とも戦局を左右する得点に絡んでいましたからね。皆さんの応援しているチームが上記の彼等をドラフト指名したのであれば、格段の攻撃力アップは間違いないように思います。ジョー・ネイマス氏ばりにその事を「保証」しつつ、今回はこの辺で。


[了]

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