サンディエゴ州立大RBダーネル・パンフリーと、殿堂入りした大先輩マーシャル・フォーク

2016年11月14日
今年のCFBの選手はモンスター揃いのためスポットを浴びにくいようですが、なかなかどうしてこの選手も輝きを放っています。

サンディエゴ州立大アズテックス RB ダーネル・パンフリー

サンディエゴ州立大アズテックスはCFBで最近リバイバルし始めているIフォーメーションを中心に攻撃を組み立ていますが、そのランプレーの軸となっているのがこちらのRBダーネル・パンフリーであります。ブロッキングのスキームを理解していると思われる無駄のない走りだけでなく、スロットレシーバーからのパスキャッチも守備にとってかなりの脅威となっているようです。

サンディエゴ州立大の大先輩、マーシャル・フォーク

このプレースタイルを御覧になって、同大の大先輩でありプロフットボール名誉の殿堂入りを果たしたマーシャル・フォークの事を思い出された方も少なくないかも知れません。

こちらはフォークの半生を追った特集番組のトレイラーになります。この短い映像からでも現役時代の凄さが十分伝わるかと思います。

「Warner Brothers」や「The Greatest Show on Turf」と形容されたセントルイス(現ロサンゼルス)・ラムズの攻撃ユニットでしたが、「Marshall Plan」とも言われた通りフォークがその中心であった事に疑いの余地はないでしょう。この人が存在していなかったら、カート・ワーナーのシンデレラストーリーは有り得なかったかも知れません。

個人的にはNFLのプレースピードに変革をもたらした選手の一人と信じて疑っておりませんが、それは絶対的なスピードといった身体能力の面よりも、フットボールの戦術理解力とそれに伴うスキルによる所が大きかったように感じています。インディアナポリス・コルツ時代に短期間ながらチームメイトであった、あのペイトン・マニングをして「QB以上に守備を読み取る力を有していた」と言わしめた位ですからね。

その偉大な大先輩が保持していたサンディエゴ州立大の通算ラン獲得距離記録を、先日パンフリーが塗り替えたとの事。辛口なフォークも後輩の能力を高く評価しているようで、お墨付きとなったパンフリーの今後も楽しみであります。



[了]


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