ニューヒーロー誕生!ワシントン大ハスキーズ 二年生QBジェイク・ブローニング

2016年10月9日
またもやCFBに若きニューヒーローが登場しました。

今年もPac-12覇者候補筆頭に挙げられていたスタンフォード大カーディナルを第五週に大差で下したのは、久々にその名を聞くワシントン大ハスキーズ。そして勝利の原動力となったのは、こちらの二年生QBジェイク・ブローニング(またジェイクかよ…と思われた方は相当のハスキーズファンですね)であります。まずは一年生で先発に抜擢された昨2015年シーズンのはっちゃけぶりをどうぞ。

2015年。1年生時のジェイク・ブローニングの大活躍。

ドリュー・ブリーズの洗練された投球メカニズムと、ブレット・ファーヴのもっさい感じ…もといブルーカラー感&ファンタジスタ感を兼備した選手とでも言いましょうか。タイミング通りに投げてよし、逃げ回って崩れてから投げてもよし、スクランブルでの思い切りもよし、決して大きくはない身体に反比例してかなりスケールのデカいプレーを披露してくれています。

2016年、スタンフォード大に快勝。ブローニングの活躍とスクリメージを支配した攻守ライン。

こちらがスタンフォード大に快勝した第五週のゲームになります。件(くだん)のブローニングによる好リードとLB&DB陣の鋭い刺し込みが際立っていますが、それらもハスキーズの攻守ラインがスクリメージを支配していた事を抜きには語れません。

Source:Stanford vs Washington football 2016 Week 5 on YouTube.com

 

 

昨年のハイズマン最終選考に残ったスタンフォード大RBクリスチャン・マカフリーはというと、キッキングで好リターンを見せるもののスクリメージプレーでは殆どゲインを許して貰えませんでした。オーダーが入った時の料理長ばりにスタンフォード大QBがかなり大きな声でプレーを伝えざるを得ない様子を見ると、ハスキースタジアムのクラウドノイズがかなりのホームフィールド・アドバンテージを作っているようにも感じます。

これで開幕五連勝となりランキング5位に浮上したハスキーズを率いるのはクリス・ピーターセンHC。BCS時代に連戦連勝を誇ったボイシー州立大を指揮した名将であります。エアロスミスのヴォーカリストであるスティーヴン・タイラーのようなシブい声の持ち主で、よく見てみると顔つきも似ているような気が…

こちらの中継でもチラっと姿を見せているドン・ジェームズ元HCが率いたハスキーズは1991年に全米王座に就きましたが、当時もリンカーン・ケネディやスティーヴ・エントマンを始めとする強力な攻守ラインが看板でした(以前ジムで知り合いになった卒業生の方は、このシーズンにマスコットのダブス君の着ぐるみに入っていたという…)。熱狂的なファンの多い地元や学内では久々の好成績にかなり期待を膨らませている事と思います。

僕自身も長らく同じニックネームのチームに所属していただけあって、やはり今回の快進撃は嬉しくなってしまいます。ローズボウル出場までは何とか頑張って欲しいですねー

Go!Huskies!



[了]


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