「2015年ドラフト」FB アーロン・リプコウスキー(オクラホマ大スーナーズ)–グリーンベイ・パッカーズのドラフト戦略最終回

2015年6月3日
グリーンベイ・パッカーズ2015年ドラフト指名選手特集の最終回を飾るのは、六巡指名のオクラホマ大スーナーズFBアーロン・リプコウスキーであります。

スプレッド攻撃全盛の昨今FBの需要が低くなっているため下位指名に甘んじてしまいましたが、実はこの選手を皆さんに一番紹介したいと思っていました。

冒頭のプレーでは、竹を割ったような音を響かせながらタックルしに来た相手選手を返り討ちにする当たりの強さを披露。0:45のプレーなどはコーチに怒られたくないという以前に、真似をしたくても真似出来そうにありません。

オクラホマ大のチームメイトも彼の事を"Physically"や"Viking tough guy"と評していたようです。かつて一世を風靡した元クリーヴランド・ブラウンズのペイトン・ヒリスのようなタイプでしょうか。仮にパッカーズのロスターのRBが負傷等で全滅(そんな事は考えたくありませんが…)しても、ボールキャリアーとして起用が出来そうです。

FBと言えば既存の看板選手ジョン・クーンがいるのに何故?と思われるかも知れませんが、中核の先発選手が元気な時に同ポジションの新人を補強するのがパッカーズ流のドラフト戦略。過去の実績を見ても、ブレット・ファーヴからアーロン・ロジャースへの移行など数多の成功例が見られます。

若手にスキル向上とチーム文化の習得を行う時間を与えれば、負傷や契約問題などで先発選手が離脱してしまった時に備える事が出来ますからね。大枚叩いてベテランFA選手を獲得するのは、やはり危険な香りがしますし…

こうして21世紀に入ってからスムーズに世代交代出来ているパッカーズ、2015年シーズンもスーパーボウルへのカムバックを期待しています!



【了】

Source:Aaron Ripkowski Oklahoma Highlight on YouTube.com

 

 

 

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