CFB第11週。魔物の餌食となったクレムソン大QBデショーン・ワトソン

2016年11月30日
ACCの「スーパーヒーロー」も残念ながら「魔物」の餌食となってしまいました。

第11週のCFPランキングで3位をキープしていたクレムソン大タイガーズですが、ピッツバーグ大パンサーズとの同カンファレンスかつネコ科対決で受難を。こちらも30分編集版でご確認をどうぞ。

もはや説明不要のクレムソン大エースQBデショーン・ワトソンは70回試投の52回成功、580ヤードに3TD獲得という恐っそろしい数字を叩き出したものの、被3INTが少なからずとも勝敗に影響した感は拭えません。

かたやピッツバーグ大は、以前Dr.FOOTBALLで紹介させて頂いた大黒柱RBジェイムズ・コナーを軸とした陸戦を展開。大病の治療で昨シーズンを棒に振ってしまいましたが、今年は元気に活躍しているようで本当に何よりです。

クレムソン大の守備があまりに強力過ぎるゆえピッツバーグ大はWRへのパスを殆ど成功出来なかった事もあり、これでもかと言わんばかりにTEスコット・オンドーフへのショベルパスを多投。コナーのランとのワンツーパンチとなって、何とか攻撃のリズムを作りました。

クレムソン大はプレイオフ圏内から滑落するかと思いきや、週明けのCFPランキングでは4位に踏み止まりました。ところがACC大西洋地区に注目すると、カンファレンス内での勝率が良いルイヴィル大に首位の座を奪われているという腸捻転現象が…

ここでクレムソン大が第12週に同じACCのウェイクフォレスト大に勝利すればルイヴィル大とカンファレンス内の勝率で並び、直接対決を制しているため地区優勝が決まりますが、万が一クレムソン大の敗戦となればそのままルイヴィル大が栄冠を手にしてカンファレンス決勝戦へ進む事に。恐らくCFPランキングで、クレムソン大との入れ替わりも十分考えられるでしょう。

デショーンのプレイオフへの帰還を願う者としては気になるトコロですが、ルイヴィル大の「スーパースター」ラマー・ジャクソンがアラバマ大守備に対してどんな戦いを挑むのかを見てみたいという野次馬な気持ちがあるのも事実。そんな葛藤を抱えつつ、第12週に注目していこうかと思います。



[了]


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