近年稀に見る大混戦。2015年Big Tenカンファレンス決勝戦出場チームの行方

2015年11月28日
カレッジフットボールもレギュラーシーズン最終節を迎え、各カンファレンスでは優勝決定戦への進出を賭けた戦いが今週末繰り広げられます。その中で、長い歴史を誇るBig Tenは近年稀に見る面白い展開になっているようです。

西地区はアイオワ大ホークアイズで決定!

西地区はダークホースであったアイオワ大ホークアイズが早々とイチ抜け。こちらは地区優勝&カンファレンス決勝戦進出を決めた、パデュー大ボイラーメイカーズとの一戦になります。それにしても、この時期のBig Tenのゲームは本当に寒そうですよね…

Sourc:Purdue at Iowa – Football Highlights on YouTube.com

 

芸術的なゾーンブロッキングにプレーアクションパスを絡めた攻撃スタイルは、まさにBig Tenのチームという感じで何だかほっこりしてしまいます。ピッツバーグ・スティーラーズよろしくクラシックなデザインのユニフォームも個人的には好みです。

ホークアイズがBig Tenを制覇してローズボウルに出場したのは何と1990年シーズン。その時のQBがスモークのアイシールドを装着していた事、TEが腰に手をつき両足を揃えて突っ立ったセットをしていた事、そしてオンサイドキックを複数成功させて盛り上がった事を何故か覚えています。

大混戦、東地区の各校優勝の条件

東地区の方は、ミシガン州立大スパルタンズが前年度全米王者のオハイオ州立大バッカイズをうっちゃった事により、ヤンキー…もといQB母校に帰るのジム・ハーボーHC率いるミシガン大ウルヴァリンズにも優勝の芽が出てきました。

各校の優勝条件は…

①ミシガン州立大→最終戦でペンシルヴァニア州立大に勝利
②オハイオ州立大→最終戦でミシガン大に勝利+ミシガン州立大の負け
③ミシガン大→最終戦でオハイオ州立大に勝利+ミシガン州立大の負け

 

 

いずれのチームも負ければアウトのサバイバル。その中で勝ちさえすれば良く、今シーズンはニタニーライオンというよりレンタルキャットと言った感じのペン州立大相手のミシガン州立大が明らかに有利な状況に置かれています。やはり、ミシガン大戦での奇跡的な勝利が今になって大きくモノを言いましたね…

その裏で鼻息荒く行われる、オハイオ州立大とミシガン大による今年の"The Game"は歴史に残る一戦になるのではないでしょうか。ミシガン州立大有利とはいえ、NFL以上に何が起こるか分からないカレッジフットボール。最後まで目は離せません。

カンファレンス決勝戦がどの組み合わせとなり、どのチームが優勝するかは定かではありませんが、Big Tenを制覇したチームは間違いなく全米ランキング四位以内に入りプレイオフに進出する事でしょう。今年のBig Tenは実にアツいです。



[了]

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