すでに時代遅れ? ノーハドル&パススプレッドの攻撃の行方

2014年2月17日
NCAAのルール改正の話に関係なく、ノーハドル&パススプレッドの攻撃自体が2013年シーズンでかなり攻略されつつある感はありました。
オレゴン大はかなり得点を抑えられて敗戦し、テキサス農工大やオーバーン大はシステムよりも選手のタレントがリードしているような所もありますし、記憶も新しいスーパーボウルでのデンヴァー・ブロンコスを見て頂いても分かると思います。
考えられる要因は二点。第一にノーハドル攻撃におけるプレーのバリエーションがかなり限定されるため、守備がヤマを張りやすくなる事。第二にDBの選手のランサポートやブリッツの能力が飛躍的に向上して、頻繁にパーソネルを変更する必要性がなくなった事が挙げられます。
いずれにしてもノーハドル攻撃は早晩、かつてフットボール界を席巻したラン&シュートが嘘みたいに廃れてしまったのと同じ運命を辿るのかも知れません。
このルール改正で最も深刻な問題になりうるのは、2ポゼッション差以上(9点差以上)を追っているチームにとって第3Q後半から第4Qにかけてのタイムマネジメントがかなり難しくなる事だと思います。ニック・セイバンはじめ提案したコーチ達が、いずれは自らの首を締め付ける結果になるような気が…

同じカテゴリーの記事一覧

ページのトップへ戻る