フットボール・エキペディア 装着編

2018年5月7日
皆さんそろそろ新年度の生活に慣れ始めてきた頃で、心機一転プレイあるいはマネジメントにてフットボールの活動に参加しようと決意された方も沢山いらっしゃる事と思います。

他の競技同様に"jargon"(専門用語)が数多く存在するフットボールですが、身に付ける装具の量がその多彩さを際立せ、ビギナーの皆さんにとって最初はそこに戸惑いを感じられるのではないでしょうか。

そこでビギナーの皆さんには「なるほどー」と、そして経験者の皆さんにも「そう!そう!」となって頂けるよう、"Football Equipment Encyclopedia"…略して『フットボール・エキペディア』(すでに交通検索サイト『えきぺディア』が存在するため『フットボール』を加えました)と銘打って装具に関する "jargon"をシリーズで追って参りますので、暫しお付き合いの程を。


フットボール防具の身に着け方

第一回はそもそも防具を身に付けなければならないので、それらの装着に関する呼称についてお話し致します。まずはこちらの全装具を身に付けるプロセスを御覧下さい。

砧公園の端っこで撮影しているような感じですがモデルのお兄さんは凄い身体をしていますね、明らかにプロ選手ではなさそうなのに…

フットボールが大変である要素のひとつに装具の準備に時間がとにかくかかる事。さっと着替えられる他の競技と異なり、概ねゲーム開始の二時間半前集合はこの「業界」では基本であります。ちなみに僕が高校三年生の頃は、すぐに練習を始められるよう6限目はフットボールパンツを履いて授業を受けていました。


防具装着することは何て言う…?

我が国では装着を「スタイル」と呼ぶ事が多いように思います。全装具を身に付ける時は「フルスタ」、ヘルメットとショルダーパッドの上半身のみの装着は「ハーフ」「半スタ」、一切防具を着けないのは「ノースタ」という感じです。

僕の高校では「オンスーツ」と呼んでいましたが、一年上の先輩が「スーツやったらネクタイ持ってこんかい!」とボケて誰も拾えなかった事を今でも覚えています。

かつて所属していたチームでは「パッズオン」という呼称を使っていて、ネイティブ感があり個人的には一番お気に入りでした。全装備は「フルパッド」、上半身だけは「ハーフパッド」、そして装具を脱ぐ時は「パッズオフ」ですね。

ウォーミングアップが終わると、コーチやキャプテンから上記の呼称が叫ばれ一斉に防具を身に付けるのはどちらのチームも同じではないでしょうか。その時に気持ちがピッと締まる感じはベテランになっても心地良いものであります。



[了]

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