2017年CFB注目QB vol.7 ミシシッピ州立大ブルドッグス ニック・フィッツジェラルド

2017年11月19日
全国…いえ全世界のDr.FOOTBALL青田買い情報ファンの皆さん、お待たせしました。まだ日本のメディアでそれほど取り上げられていない選手の登場です。

今回のCFB(カレッジフットボール)2017年シーズン注目QB(クォーターバック)は「マッチョ系」より、ミシシッピ州立大ブルドッグス三年生ニック・フィッツジェラルドになります。まずは二年生であった2016年シーズンのハイライトをどうぞ。


細身に見えますが意外と骨太な選手で、自らガシガシ当たりにいって守備選手をアオるプレイスタイルから「マッチョ系」とさせて頂きました。


2017年シーズンに彼が全米で注目を浴びるきっかけとなったのが、こちらの同じSEC所属であるLSUことルイジアナ州立大に快勝したゲームです。ニックネームに違わず猛虎のようなLSU守備をものともせず、フィッツジェラルドはブルドッグス攻撃を見事ドライブさせています。


そして、こちらの「大横綱」アラバマ大との対戦でもフィッツジェラルドは全く臆する事なくアクセル全開でした。興奮のあまりNFL現役QBの姓につられてしまったのか、実況の方が「フィッツパトリック」と連呼しまくってしまうくらいアツい内容のゲームであります。


ニック・セイバンがアラバマ大のHC(ヘッドコーチ)に就任してから、単独試合で3TDランを奪われたのは今回が初めてとの事。フィッツジェラルドがアラバマ大のLB(ラインバッカー)にぶちかましてTDをもぎ取ったのは実に圧巻でしたが、それもミシシッピ州立大の攻撃ラインがスクリメージラインをほぼコントロールしていた背景があってこそ。ベンチに帰ってきたアラバマ大守備ラインの「おい、アイツら強えぇぞ…」という嘆息が画面越しから聞こえるような感じでした。

加えてミシシッピ州立大はWR(ワイドレシーバー)に大型の選手を揃えており、アラバマ大守備バックとのサイズ的なミスマッチを創出していました。以上より、フィッツジェラルドという「特別な」選手を活かすために周囲のサポートを充実させるブルドッグスの「チーム戦略」を見て取れる気がします。



最後にフィッツジェラルドの素顔チェックを。この頭蓋骨の感じを見れば、あれだけのヒットをかませるのも納得です。


Source:GPTV: Fitzgerald Talks Tough Loss to Tide on YouTube.com

 

 

目下NFLで売り出し中である同大の先輩ダク・プレスコット(ダラス・カウボーイズ所属)に続く逸材となるのでしょうか。引き続きフィッツパトリック…もといフィッツジェラルドに注目していきたいと思います。


[了]

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