2016ドラフト下位指名選手注目株 ダニエル・ラスコー

2016年5月16日
NFLドラフト終了後は、下位指名もしくはドラフト外入団に甘んじた選手達に注目するのもひとつの醍醐味であります。泣く子も黙るトム・ブレイディを始めギリギリchopでプロ入りして名を残す例も数多あり、同様に今年の彼等にも無限の可能性がある訳ですからね。

ニューオリンズ・セインツ7巡目 ダニエル・ラスコー(カリフォルニア大ゴールデンベアーズRB)

今年のギリギリchop選手で僕のイチ押しは、こちらのカリフォルニア大ゴールデンベアーズRBダニエル・ラスコーです。彼のトルク感溢れる走りっぷりをどうぞ。

Source:Daniel Lasco Cal Career Highlights on YouTubu.com

 

 

この時のチームメイトで全体一位指名されたQBジャレッド・ゴフが撃ちまくって守備を広げた恩恵はありますが、彼自身も高いアジリティを活かして存分に走りまくっています。スカウティング・コンバインにおいて跳躍系の種目ではかなり好成績を残したものの、上位指名されるRB程の「クレイジー」なスピードを持ち合わせていない故にあまり評価されなかったようです。

ラスコーを指名したのはニューオリンズ・セインツで、しかも最終の七巡目。ただ、NFLの小堺一機ことショーン・ペイトンHCと近年おでこのスプレッドも気になるエースQBドリュー・ブリーズが率いるハイパー攻撃には、ランとパスに汎用性の高い「便利屋さん」が欠かせないのも事実。ラスコーに与えられたジャージィが43番との事で、同じ番号をつけていた「便利屋さん」のダレン・スプロールズと同等の活躍をチームが期待しているのかも知れません。

彼には夏のキャンプで生き残って、世界史に出てくる洞窟(こちらはLascauxで、彼はLascoですが…)に描かれた猛牛のような走りをレギュラーシーズンでも見せて頂きたいものです。



[了]

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