「2015年ドラフト」TE ブレイク・ベル(オクラホマ大スーナーズ)四巡目でサンフランシスコ・49ersへ

2015年5月24日
2015年ドラフトにてサンフランシスコ・49ersが四巡目に指名したオクラホマ大スーナーズTEブレイク・ベルは、少々変わった経歴の持ち主であります。

もともとはジャンボ・パッケージ(目方のある面子を集めた選手構成)のQBとしてゴール前の攻撃等で起用されていましたが、198cmと114kgのサイズを活かすべく最終学年にTEへコンバートされたという訳です。

QBのプレー経験者という事もあり、戦術理解度に不安の無い点が評価されたのでしょうか。TEは攻撃の中で最もアサイメントが多いポジションというのもあり、日本国内でもQBのプレー経験があるTEは多いように思われます。(かくいう僕もTEをプレーした経験有)

手も相当デカいはずなのでボールキャッチが安定している事に加えて、思いの外ブロックの方もなかなか堂に入っています。

パスのルートを走る技術に関しては、まだまだ磨く余地があるように思います。複数の守備選手を相手にしなければならないため、TEがパスのルートに出るのはかなり難儀ですからね…


こちらはベルがQBとして初めてスターターを務めた2013年のタルサ大戦の模様です。この後に下級生のトレヴァー・ナイトが先発の座を掴んだため、2014年よりTEでプレーする事になりました。(そのナイトも、2015年は再びQBのポジション争いにさらされていますが…)

Source:Blake Bell Highlights VS Tulsa (2013) on YouTube.com

 

 

父上と叔父上がNFL選手だった血統も関係しているのかも知れませんが、一年そこそこしかプレーしていないポジションでプロ入り出来たのは驚きとしか言いようがありません。

日本のプロ野球で例えると、投手から野手へ転向したイチロー選手や読売ジャイアンツで活躍した「バント職人」川相昌弘選手のような感じでしょうか…




【了】

同じカテゴリーの記事一覧

ページのトップへ戻る