フロリダ州立大セミノールズ RB ダルヴィン・クック 「2017年NFLドラフト青田買い情報④」

2017年2月21日
Dr.FOOTBALLが一年生の頃から注目していた選手が、満を持して2017年NFLドラフトに登場します。

フロリダ州立大セミノールズRB(ランニングバック)ダルヴィン・クックは、恐らく同ポジションの中で最も高い評価を受ける事でしょう。まずはその「怪童」っぷりを御覧下さい。

「走るラスタマン」 ダルヴィン・クックの活躍

2016年シーズンにクックは、かつてタンパベイ・バッカニアーズやアトランタ・ファルコンズで活躍した小さな巨人ウォーリック・ダン (どことなく王貞治さんにも似ていましたが…) が保持していた通算ラン獲得距離のフロリダ州立大記録を破り、伝統あるセミノールズの歴史にその名前を刻み込む事になりました。

走りに無駄がなくパスでもWRくらいのプレイが出来る点は言わずもがなですが、ココイチの所で確実にゲインを奪える勝負強さこそ最大の魅力である事を特に強調しておきたいです。絶妙なボディバランスに加えて、ブロッキングスキームやパスルートなどの戦術理解度や守備を読み取る能力の高さが彼の洗練された動きを生み出しているように思われます。そういった観点からすると、プロフットボール殿堂入りRBマーシャル・フォークのような活躍がNFLでも期待出来そうですね。

こちらはミシガン大との熱戦を制したオレンジボウル終了後のインタビューですが、BGMにレゲエが流れんばかりの低血圧な感じは相変わらずです。

Source:Dalvin Cook Postgame: Orange Bowl on YouTube.com

 

 

こうした泰然自若なたたずまいが、一年生QBが先発を務める攻撃の「精神的支柱」になっていたのかも知れません(さすがにラマー・ジャクソンによって蹂躙されたルイヴィル大戦では頭を抱えて地べたに座り込んでいましたが…)。

プレイだけでなく人としてのスケールも大きくなった、走るラスタマン。黙って「買い」であります。


指名推奨度:◎



[了]


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